2013年8月15日木曜日

1年1ヵ月ぶりの更新・・・再びクライブ 1


ブログを始めてみたものの、結局、1年以上も過ぎてしまいました。運営しているWonderYoga*のイベントの紹介の他、ヨガに関わる本のブックレビューをやろうかなと思ってたんですが、そのまま放置で今に至った次第です。一応、紹介しようと思う本のリストは何気にあるんですが、それはまたいずれ。久々のブログは去年に引き続きオーガナイズしているクライブ・シェリダン師のリトリートとワークショップのご紹介です。
 9月14、15日に名古屋でワークショップ。9月16〜22日が奥多摩の御岳山でリトリートです。
WonderYoga* のサイトはこちら


至福の宇宙へ!


去年に引き続き、今年もフライヤーつくりました! ちょっと、いろいろ含んでいるので、そこらへんのご紹介をさせていただきたいと思います。共同オーガナイザーPranaMotionと熱き熟議を重ね、今年はやっぱり「宇宙」だなってことになりまして(笑)、それとマントラ(御真言)で 'Sat Cit Ananda' (超訳すれば、真理はこころを至福に飛ばす、みたいなとこです)と言うのがあって、そこらへんをデザイナーさんに表現してもらおうと言うことになりました。私どもとしましては、フライヤーとも言いますが、「お札」のつもりでもあります。これをつくることが、その年のリトリートの覚悟をきめるようなつもりがあったりします。もっとも、そんなに深刻なことではないですが・・・

まあ、そんな訳でこんなフライヤーとなりました。


夜明けを迎える惑星


まず、下の方から。
 枠外になりますが、オレンジ色の光の下には地球があって、まさに日の出を迎えています。オレンジの光は夜明けの陽の光です。オレンジ色の光の上、可視光の途切れた先には宇宙がひろがっています。背景に見える星々はプレアデス星団、いわゆるスバルです。コズミックな方々にはおなじみのところですね(笑)。ワクワクしちゃうことをしよう!と誘うバシャールさんがメッセージを送ってくださってるところです。宇宙のありがたいところです。何言っているか、よくわからない方はスルーしちゃってください〜 いろんな考え方があるということで・・・
 そして、透かしのマントラの上に六芒星(ろくぼうせい)✡ 。こちらはアナハタ・チャクラ(ハートのチャクラ)のヤントラです。ヤントラとは、幾何学的なシンボルでタントラの原理を象徴的に表すとともにチベット仏教のマンダラのように瞑想の対象ともなります。あと、よくよく考えてみたら、ダビデの紋章やザイオンの星とも呼ばれるユダヤのシンボルでもありました。日本では伊勢神宮や京都の鞍馬寺にも用いられているシンボルでもあるようです。

 タントラの考え方においては、下向きの三角形は、シャクティ、女性原理あるいは現象世界を顕現させる潜在的なパワーを表しています。上向きの三角形は、シヴァ、男性原理あるいは普遍の意識を表しています。どちらか片方だけではこの現象世界は現われず、両者が結合することでこの世界、認識するものと認識されるものが現われます。この辺りのアイデアは、サンキャ哲学のプラクリティとプルシャの関係に対応しているとされます。まあ、そのタントラ版とも言えるでしょう。ただし、サンキャでは物質原理であるプラクリティがそれほど重視されないのに対して、シヴァ・シャクティと言う時には、プラクリティになぞらえられるシャクティが重視されます。このシャクティは、クンダリーニのパワーであり、まさにガイアたる大地の女神を表しているともされます。また、シヴァはインドの代表的な男神のシヴァ神であり、シャクティはさまざまな女神のことでもあります。ここらへんの意味の込め方はなかなか多層的で、ひじょうにインド的な象徴体系となっています。

とりあえず、パート1はこの辺で。
もうちょっとタントラについて突っ込んだ続きは、パート2でお送りします〜