2014年7月2日水曜日

1年1ヵ月ぶりの更新・・・再びクライブ 2(実はさらに10ヵ月ぶり)

・・・昨年、下書きを書いていおて、アップせずのままになった原稿今更ながらアップします〜

シヴァとシャクティの結合が表わすもの

ちょっとマニアックかもしれませんが、もうちょっと、突っ込んで見てみましょう。
 シャクティを表す下向き三角形ですが、各角にアルファベットの文字が書いてあります。左から時計回りで、Hatha(ハタヨガ)- Tantra(タントラ ≒ 密教)- Sacred Power(聖なる力)とあります。聖なる力は、まさにクンダリーニのパワーで、大地母神であり、マザーアースであり、生命の源であります。その力を顕現させる手段がハタヨガでありタントラであることを示しています。もちろん、このような意味付けはヨガの公式見解ではなくて、原則に基づいてはいますが私どものアレンジであることをご了承願います。
 タントラとハタヨガの関係は母と子のようなものです。タントラはいろいろありますが、チャクラを使った瞑想はタントラに由来します。ハタヨガはそうしたタントラの一部がより身体的な鍛錬に特化したものと考えると分りやすいでしょう。アーサナとプラーナヤーマは特に瞑想のための下地づくりに優れています。もっとも、世の中的には、アーサナすることがハタヨガと思い込まれているようですが。タントラもハタヨガも骨盤基底部に眠れる潜在的なちから、クンダリーニの活性化を行う修行体系で、そんなことからもハタヨガとタントラは親和性が高いのです。
 そして、シヴァの上向き三角形の方は、上から時計回りで、Absolute Consciousness(絶対的な意識)- Pure Awareness(純然たる気付き)- Advaita(アドヴァイタ=非二元論)とあります。絶対的な意識とは、シヴァ意識、ブラフマ意識、普遍意識とも言えるでしょう。変化する相対世界ではなく、そうした絶対不変の境地に修行者を誘う手段として、純然たる気付きは客観視の瞑想からもたらされます。禅ぽいやつですね。

 アドヴァイタは、8世紀の聖者シャンカラが唱えた不二一元論に通じるものですが、クライブの場合は、聖仙ヴァールミーキの著した『ヨガ・ヴァシスタ』などに通ずるよりディープな非二元論です。ヴァールミーキは3世紀に『ラーマーヤナ』を編纂した聖者でもあります。近現代的には、ラマナ・マハリシやニサルガダッタ・マハラジに通ずるアドヴァイタです。絶対不変の究極のリアリティが真実で、現象世界はまさに無知から生じた幻だとするちょっとぶっとんだ、なんとも魅惑的な考え方ですね。もっともアドヴァイタの大事なポイントは、こうした見方を思想や教条としないことです。そうしたとたんに、いっきに二元の世界の枠組みにからめとられます。さくっと直感的に非二元的な理解の方向性に乗っかれるかどうかが分かれ目となります。論理的にアタマで理解しようとすると訳のわからん話かもしれません。悟りに通じる直観知が非二元論の要諦ですが、これには自分の意識の核心からエゴ・マインドを手放す必要があるでしょう。まあ、現象世界の背後にある大いなる宇宙的な采配をそのままに気付いたらいいんじゃないんですか、と言うことです。エゴ・マインドはいつも色づけして世界を見ているので、宇宙の真理に気付けないままになっているとされます。それはまさに無知(アヴィディヤ)の為せるわざで、私たちにとってはそれがデフォルト(初期設定)となっています。ヨーガを修することとは、その色づけのヴェールをとっちゃいましょってことですね。まあ、そんな訳でシヴァの上向き三角形です。
 このシヴァとシャクティの結合したカタチがアナハタチャクラのヤントラで、アナハタチャクラの意味として、バランスということがありますが、この男性原理と女性原理の和合からそのあたりのことは捉えることができますね。そして、そのバランスがとれたとき、エゴを越えた「至上の愛」が内に根ざすのです。大きなLOVEです! また、アナハタチャクラの裏は、真の自己の座すところでもあるとされます。ハートの声に耳を澄まそう、ですね。

いまここのタイミング


このフライヤーが完成して蒔き始めたころ、あるブログを見ていたら、7月下旬に太陽系の惑星が六芒星のフォーメーションを組むことが指摘されていました。占星学的には戦争や災害が起りやすいときともされていて、7月の日本であった選挙とその後の様子を見ているとどうも平和とは反対の方に政治の世界は向かおうとしていることに重なるようにも見えます。インドではエゴと悪のはびこる暗黒時代のことをカリユガと言います。TPPや原発の問題、そして戦争を可能にする憲法改悪を望む風潮、カリユガの兆候が増しています。もっとも今に始まったことでなくて、もう明治維新からずっとカリユガだったとも言えますが、原発、環境、戦争などの大きな問題が私たちに迫る人類存亡の危機がここまでリアリティを帯びたことはなかったでしょう。
 しかし、カリユガの時代は、大いなる目覚めの時代でもあると言われます。大きな問題とされるものも元はと言えば、人間のエゴの肥大に根ざします。戦争や原発なんて無くても全然幸せにやっていけるのに、エゴの方に同調しちゃう、あるいは同調させられちゃう、場合によっては気付かないうちに。ガイアの母なる女神もプレアデス星団の方々(?)も、そろそろ気付いた人は目覚めましょうとサインを出してるんだと思うんですけど、いかがでしょう? そして、ハートの方に同調した方がいいんじゃないかと思うのです。
 今年(2013年)、日本は出雲大社(5月)と伊勢神宮(9月)の遷宮が同じ年に行われたりで、神界も大引越の年だったりもします。また、マヤン・カレンダーの人たちは先月の26日に銀河の新時代を祝ってたそうです。去年の12月に古いカレンダーが終わって、7月26日に新しい時代が始まったとか。これらは調和へ向かう動きの様子かな。どうも両極にものごとが目に見えるかたちとして出ているように思うのですが、いずれより分りやすいかたちであきらかになることでしょう。大きな災厄が小さくなることを祈るばかりです。
 なんだか話が飛んでいきましたが、3.11後の日本でその前の時代に戻ること(あるいは戻りたいような雰囲気)はもう無理な話でしょう。これだけ、いろんなことが明らかになってしまって無茶過ぎです〜 けど、テレビではいろいろ言っちゃいけないことたくさんあるらしいですね、見ないので分りませんが。そろそろ、少しでも大地に根ざした生き方にシフトしていかないとなかなかこの現象世界も物理的に続かないんじゃないでしょうか。穏便にシフトできることを願うばかりです。

まあ、長々と書いてしまいましたが、こういうフライヤーをつくったのは、まだ出会っていないけど、ハートが通じる、ヨーギーニやヨーギ、シスターやブラザー、あるいはシャクティやシヴァに出会いたいなってことだったりします。パソコンやネットが苦手な人もいるだろうから印刷して蒔いてます(私もネット難民なんで)。もちろん既に出会っているシスターやブラザーはさらにヨーガを深めていきましょう!
 フライヤーはこちらのお店やスタジオに置いてあります。(リンクも貼ってあります!)

話飛んだりして、ひょっとして難しい or 訳の分らない話だったかもしれないけど、リトリートの方は、いろいろなレベルで参加出来ますから、心配しなくて大丈夫です〜 アーサナをがっつりしたい方も、静かに瞑想で座っていたい方も、プラーナヤーマでちょっと飛びたい方も、マインドを越えて究極のリアリティを目差したい方も、エゴを解放したい方も、自然の中でゆっくり過ごしたい人もそれぞれどうぞ〜 来てる人たちは、やさしくて楽しい人たちばかりですから、ご心配なく! ヨガばかりしていてもいい日々! 最高です!

長文、お読みいただき、まことにありがとうございます!
Om!

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